約束の月が満ちる時、淫美なる宴の幕が開く。
艶やかなる大輪の花は、未だその運命を知らない…。
■ストーリー
知美の手によって優しく愛撫され、鈴菜は快楽に溺れていく。
その裏で、千賀子の工作も空しく由利子の企ては着実に進行しつつあった。
「あの時、引き裂かれた半身の力が戻ってきている。
鈴菜の心もすでに彼の物…『月待ちの儀』はもうすぐだな…。」
一方、浩一は地下の洞窟で鈴菜そっくりの少女「水菜」に出会う。
言葉を話せない代わりに表情豊かで、無垢に笑いかけてくる水菜。
楽しげに過ごす二人を見た鈴菜は、言いようのない切なさに胸を締めつけられる。
すれ違う想いーー…。
その夜更け。鈴菜は自ら儀式服を纏い、浩一の部屋を訪ねるのだった…。
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